歌屋ボーカル研究所

     歌全般、歌唱法、声などに関するあれこれ

2016年04月

さて前回の続き。ルーフトップ・コンサートにおいてジョン・レノンがDon't let me down(歌詞:うたまっぷ)で3番の歌い出しを間違えた理由を、フロイト的失言 《無意識の動機・願望などを露呈するような失言》.の観点から大胆に推測してみます。

鍵となるのは2番歌い出しの歌詞。

I'm in love for the first time

特に変哲もない”初めて恋してるんだ”的な歌詞ですが、ここで注目すべきは”for the first time”。お気づきでしょうか?3番の正しい歌い出しの歌詞は、

And from the first time that she really done me,

こちらにも”fxxx the first time”。。。ここでジョン・レノンに詳しい方、またご自身で歌詞を書かれる方は違和感を覚えるのでは?

ジョンの歌詞というのは、”REVOLUTION”にしても”Dig A Pony”にしても1,2,3番と少しずつ韻を踏みながら変化させていくのが常で、

REVOLUTION:
1番:revolution, evolution
2番:real solution, contribution
3番:constitution, institution

Dig A Pony:
1番:celebrate, penetrate
2番:radiate, imitate
3番:indicate, syndicate

といった具合。それが何故"Don't let me down"においてはあっさりと”fxxx the first time”という日本でも中学生が習うような簡単なイディオムを使っているのか。

その理由は知る由もありませんが一つの曲作りあるあるとして、この曲を作る過程でとりあえずこの歌詞にしておいたものが特にその後よいフレーズが浮かぶことなくそのままになってしまった、としましょう。

となるとジョンが"Don't let me down"を2番まで歌ってこの3番の頭を歌いだそうと歌詞を思い浮かべたその時、ふとこのことが頭を過る訳です。

”from the first time・・・ああ、この歌詞2番と重なってるんだよな。何かもっといいフレーズがなかったかな・・・あっ”

”アン ノーリー ルーシー ガッドリィ ブルージィー グッド”・・・

はいこれフロイト的失言でさーね。ということで歌屋の妄想に長々とお付き合いいただきありがとうございました。”なわけねーだろ”的なツッコミをいただけましたら幸甚でございます。

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この度縁あって東神奈川教室を開設する運びとなりました。鶴見の方でもこれまで通りレッスンを行って参りますが、東神奈川教室開設に伴い鶴見教室との呼称を用いることといたします。

今後は鶴見と東神奈川を股にかけて頑張る所存ですので、引き続きご贔屓のほどよろしくお願いいたします。

東神奈川教室の場所は以下をご覧ください。
STUDIO 楽 反町店

こちらのSTUDIO 楽さんのウェブサイトでは、歌屋の紹介もしていただいています。
レッスン>>声楽・ボイストレーナー(ページ中程)

STUDIO 楽さんでは各種楽器のレッスンも行われていて、各先生のプロフィールを見ると華々しい経歴がズラリと並んでいますが、その中での歌屋の経歴は笑っちゃいますよ。ふざけてんのか、みたいな。でも店長からOK出たし、これが等身大のわたくしですのであしからず。

この告知昨日出そうとしたのだけれど、4/1はさすがにまずいだろってことで今日にしました。上記全て本当の話ですのでよろしくです。

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