歌屋ボーカル研究所

     歌全般、歌唱法、声などに関するあれこれ

2015年08月

毎年参加している地元小学校のPTAバンドサマーコンサート、今年もまた8/22に行ってきました。メインの役割は子どもたちのダンスや先生方の歌唱のバックバンドとしてのギター演奏なのですが、その中でエレキチーム枠というのをいただいていてここでは好きな曲を演奏させてもらっています。

で今年もオファーをいただいた際、ここは当然マイブームのビートルズをということで、"And your bird can sing""While my guitar gently weeps"をやらせていただきます、と即答。これが7月当初のこと。

それから暇を見つけては練習を重ねること1ヶ月余、歌詞も暗記して何となく行けそうだなとの感触を掴み、本番1週間前に万全を期すべく鶴見ラバーソウルのビートルズセッション会に参加、初めてこの2曲をお客さんの前で演奏!

・・・とこれが大スベリ。とにかく歌詞が飛ぶ飛ぶ、情けないことこの上なし。。。

昔から自分で演奏する際は歌詞を見ないのが信条でしたが、さすがにこれはまずいとなって今回ばかりは歌詞カードを用意、もし歌詞が出てこなかったらそれを見ようと。

ところがここで問題が。例えば"While my guitar gently weeps"の場合、歌詞カードは以下の様なものなのですが、

image

これだと歌っていていざ”出てこない”となってパッと見ても、いったいどこを歌っているのかがわからない。。。じゃあ最初から見て歌うか・・・でも歌詞カードとのにらめっこはしたくない。。。

それでは、ということで上の歌詞カードをこんな具合に。

image


一目で自分の歌っているところに目が行くよう、1,2,3番の区切りを明確にしてさらにAメロとサビを色分け、そしていつもつっかえる箇所は同じなのでそこをマーク。よし、これなら行ける!

さていざ本番。譜面台にこの歌詞カードを置き演奏開始、スペシャル歌詞カードの効果は・・・

結論から言うと、結局本番では歌詞カードを見ずに最後まで歌うことができました。歌詞カードがあるという安心感と、いつも間違える箇所をマークしたことでそれが記憶に残ったのがよかった模様。

覚えたはずの歌詞が出てこずにお悩みの方、また歌詞を覚えようとしても覚えられないあなた、どうぞお試しあれ。

友だち追加数


受験生の娘がとなりでブツブツ英単語の暗記をしている。

娘:”Principle・・・プリンシプル・・・プリンシプル?”
歌屋:”原則!”


こんなほぼ日本語として使われている単語もわからないで大丈夫なの?と思いつつ、なぜかこの”プリンシプル:原則”という訳に違和感を覚える。こっそりweblio(翻訳サイト)で意味を確認すると、一番最初に載ってるのが以下の説明。

(ものがよって立つ根本的な)原理,原則.

うん、意味は合っている。でもよくよく考えてみるとこの”原則”という言葉の捉え方が欧米と日本とでまったく異なることに気がついた。

欧米で”プリンシプル”といえば、何らかの行動をとる際その拠り所となるある種絶対的なもの、犯さざるべきものであるのに対し、日本語の”原則”は、”それは原則禁止ですが。。。”のようにむしろ例外を認める際に使用される言葉になっている。

つまりこれは英語を訳して日本語で理解しようとすると、もとのイメージと大きく異なってしまう恐れがあるということ。ましてや日本語が英語の1000倍得意な歌屋としては、日本語に訳すとそのイメージががっつり頭の中にできてしまう。

ということで英語の歌を歌うときも、訳すのはやめましょうというお話。もちろん単語の意味がわからない時は一応確認するにしても、基本意味不明のまま、なんとなくのイメージで歌ってた方がHappyなのではないかと。

あ、この”Happy””幸福”じゃないのよね。。。と、また長くなりそうなので、この辺で。

友だち追加数

↑このページのトップヘ