今日は前回の続き、”守破離”の”破”です。
前回の”守”は、”修行の初期段階において師の言いつけを守り基本に忠実にそれを身につける”というものでしたが、それに対し”破”は基本を押さえた上で自分なりの創意・工夫を加え自身の型を創っていく、というものになります。
つまり”守”が”基本”であるのに対して”破”は”応用”と捉えるとわかりやすいでしょう。
好きなアーティストの歌を歌う場合でも、”守”ではモノマネをするかのようにその人の歌い方を忠実に再現しようとするのに対して、”破”では自分なりの解釈・歌い方でその歌を歌うことになります。ですので声の出し方、リズム・ノリ、時にメロディでさえも元歌とは異なって、それがその人のオリジナルソングとなるのです。
この時注意しなくてはいけないのは、”破”はあくまでも”守”があった上での”破”であるということです。
”破”というのは文字通り、一旦押さえた基本を”破る”から”破”なので、基本が無ければただのデタラメになってしまいます。
ジャズピアノのアドリブなどもデタラメのようで、実は基礎をしっかり押さえているから成立するのです。またよく語られる例ですが、一見子供のような絵を描くピカソも若い頃のデッサン画を見るとそのデッサン力は図抜けていると言われます。
その意味でもう十分上手く歌える”破”のレベルにいるという人も、時に”守”に立ち戻ってみることは大切です。
首位打者となるようなバッターでも、スランプに陥ると基礎が崩れていないかを確認すべく基本の素振り繰り返すそうです。”守”と”破”の間は行きつ戻りつ、ふと気づいた時に一つ高いレベルにいる、というものなのでしょう。
今日は”守破離”の”破”でした。次回はいよいよ最後、”離”についてです。
歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.
前回の”守”は、”修行の初期段階において師の言いつけを守り基本に忠実にそれを身につける”というものでしたが、それに対し”破”は基本を押さえた上で自分なりの創意・工夫を加え自身の型を創っていく、というものになります。
つまり”守”が”基本”であるのに対して”破”は”応用”と捉えるとわかりやすいでしょう。
好きなアーティストの歌を歌う場合でも、”守”ではモノマネをするかのようにその人の歌い方を忠実に再現しようとするのに対して、”破”では自分なりの解釈・歌い方でその歌を歌うことになります。ですので声の出し方、リズム・ノリ、時にメロディでさえも元歌とは異なって、それがその人のオリジナルソングとなるのです。
この時注意しなくてはいけないのは、”破”はあくまでも”守”があった上での”破”であるということです。
”破”というのは文字通り、一旦押さえた基本を”破る”から”破”なので、基本が無ければただのデタラメになってしまいます。
ジャズピアノのアドリブなどもデタラメのようで、実は基礎をしっかり押さえているから成立するのです。またよく語られる例ですが、一見子供のような絵を描くピカソも若い頃のデッサン画を見るとそのデッサン力は図抜けていると言われます。
その意味でもう十分上手く歌える”破”のレベルにいるという人も、時に”守”に立ち戻ってみることは大切です。
首位打者となるようなバッターでも、スランプに陥ると基礎が崩れていないかを確認すべく基本の素振り繰り返すそうです。”守”と”破”の間は行きつ戻りつ、ふと気づいた時に一つ高いレベルにいる、というものなのでしょう。
今日は”守破離”の”破”でした。次回はいよいよ最後、”離”についてです。
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