歌屋ボーカル研究所

     歌全般、歌唱法、声などに関するあれこれ

2010年06月

今回から数回に渡り実際に1曲課題曲をあげてその曲をどう歌ったらよいかについて考えていきたいと思います。

まず第1回目は秋元順子さんの”愛のままで・・・”です。少し前にものすごく流行りましたが、その時期年配の女性の生徒さんはこぞってこの曲にチャレンジされていました。

まず最初にお断りをしておかなくてはいけませんが、著作権の問題で歌詞の引用が難しいので、歌詞は以下をご覧いただきながらこちらを読んでいただきたいと思います。ご不便おかけしてすみません。

 秋元順子さん『愛のままで…』の歌詞

それでは始めていきます。まず最初に行わなくてはいけないことは、”全体の曲構成を把握する”ということです。

この曲の歌詞をご覧いただくと、この曲の場合まず1番があって、同じ構成の2番が続き、最後にサビ(曲の中で一番盛り上がる部分)を繰り返して終わっているのがわかります。この全体の構成から見て、この曲の場合は最後に繰り返されるサビで1番盛り上がるように全体の歌い方を考える必要があります。

ある程度歌の上手い人が歌っている場合でも、1番はすごく盛り上がったのに最後のサビまで来ると今一盛り上がりに欠ける、といったケースがありますね。これなどは最初から飛ばし過ぎてしまったからで、やはり全体の構成を把握してのペース配分やメリハリを考えることが必要になります。

但しこれは単に声の大きさを変えるということではなく、気持ちの込め方といったことも関わってくるのでなかなかニュアンスを伝えるのが難しいのですが、まずは上記を頭に入れた上で、一回歌詞を見ながらこの曲を最初から最後まで聴いてみてください。

今回は全体の構成把握について話をしましたが、次回はもう少し細かく見ていきたいと思います。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.

W杯日本代表、やりましたね!決勝リーグ進出です。オランダ戦でも善戦していたので、きっとやってくれると思っていましたが、ここまでの完勝(3-1)を収めるとは予想していませんでした。こうなったら行けるところまで行ってしまいましょう!

閑話休題、この度歌屋ボーカルスクールでは、”ぱどポイント(ぱどポ)”というポイントサービスを開始しましたのでこちらでもお知らせをさせていただきます。
 
s-100625_161010.jpg

既にあまたのポイントサービスがありますが、”ぱどポ”はおサイフケータイ機能を持つ携帯やSUICA・Edyといった非接触型ICカードでポイントがためられますので、新たにカードを増やす必要がありません。ポイントは\100で1ポイントたまり、加盟店にて1ポイント=\1で利用できます。詳しくは以下をご覧ください。

  ぱどポイント(ぱどポ)│ためやすくて使いやすいポイントサービス

なお現在キャンペーン中で、利用登録をするだけで200ポイントがつきます!当校にお出での際は、携帯・SUICAをお忘れなく。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.

今日は”腰割り”というトレーニングを紹介します。もともとは相撲の基本の一稽古でしたが、お相撲さんがあれだけ激しい身体の使い方をしてもケガが少なく健康でいられるのは、腰割り、股割りといった柔軟性とインナーマッスルを鍛えるトレーニングを常に行っているからだという説もあります。

この”腰割り”が最近注目されてきており、これだけで1冊の本にもなっているくらいです。その効果として、骨盤の歪みを正す、腰痛防止、血液の循環を良くする、股関節周りのインナーマッスルを鍛える、といったものが上げられていて、まさにいいことずくめのエクササイズですね。

一説によると”股関節が開くとよく声が出るようになる”とのことなので(真偽の程は定かでありません。都市伝説?)、歌が上手くなりたい人には超オススメです。

腰割りのやり方は以下の通りです。

1. 足を大きく開いて真っ直ぐに立ち、つま先を外側に向ける(がに股)。両手はだらんと垂らしておく。
2. 息を吐きながらゆっくり膝を曲げていき、尻を膝の高さ位まで落とす。この時背中を丸めないように。
3. 息を吸いながらゆっくりと膝を伸ばして元の体勢に戻る。これを10回程度繰り返す。

膝や腰に不安のある方は、どこかに掴まりながら行うのをお勧めします。くれぐれも無理のないように行ってください。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.

 s-100616_103728.jpg      s-100616_103803.jpg

2週間ほど前にゴーヤの芽が出た話を書きましたが、その後ぞくぞくと芽が出始め更に葉も付いてきてずいぶんとベランダに緑が増えた感じです。

葉は赤ちゃんの手のひらくらいのサイズで、これが風に揺れるのを見ているだけですごく心が和みます。時折梅雨の雲間から陽が射すと更に緑が増して、夏の訪れを予感させてくれます。

蔓も伸び始めてきたようなので、100均でネットを購入してきて張ってみました。これがまたオーダーしたかのようにサイズがぴったりで、ちょうどよい感じにベランダを覆ってくれています。

今年の夏はゴーヤチャンプルーでビールを飲むぞ!楽しみ。。。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.

それでは実際に横隔膜を鍛えるための具体的な方法について説明していきます。

1つめは”リップロール”です。これは唇を閉じたままやや突き出し、その状態のまま息を一定に吐いていって唇を”ぷるぷるぷるぷるっ”というように震わせるものです。子供がよくふざけてやる要領です。これを一息でできるだけ長く続けるようにします。

最初は息だけで、慣れてきたら軽く声を出して行い、更に低い声や高い声、地声・裏声を取り混ぜ、低いところから一気に裏声の高音まで上がりそこからまた一気に下がるなど、自在に行えるようにします。

簡単なようですが腹式呼吸でしっかり息が吐けていないと意外に上手く続きません。よくこのリップロールが歌う前の準備運動のように紹介されるので、”口の周りの緊張を取るためのもの”と誤解されることがあるのですが、実は腹式呼吸で息を一定に吐くためのトレーニングなのです。

もう1つは”ドッグブレス”で、これは文字通り”犬の呼吸”です。犬が行う”ハッハッハッハッ”という呼吸の要領で、一つ一つの”ハッ”をお腹をグッと絞ってしっかり出すようにします。最初はゆっくりと、慣れてきたら少しずつ早くしていきます。

どちらも急にやるとめまいがしたり気分が悪くなったりすることもありますので、無理のない範囲で行うようにしてください。

また同様のトレーニングで有名なのがペットボトルを使うものですが、歌屋はあまりオススメしていません。これは効果の有る無しではなく、単純に道具を使うのはそれを準備するのが面倒だからです。空きペットボトルなどいくらでもありそうですが、意外と使おうとするときには無かったりしませんか?同じ理由で割り箸を使ったりするのも歌屋はパスです。

今回ご紹介した方法は道具を使わず声を出さないでもできるので自宅などで気軽に行っていただけます。ただ人に見られると少し恥ずかしいのでお風呂などでやるのもよいでしょう。くれぐれも夢中になってのぼせないようご注意くださいね。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.

↑このページのトップヘ