歌屋ボーカル研究所

     歌全般、歌唱法、声などに関するあれこれ

今月の頭に”関ジャム”でボーカリスト特集をやっていたので、役立ちそうなところをメモしておきました。

アーティストゲスト:AI、C&K、向井太一

AI:
・ホイットニーヒューストンの”エンダー”をひたすら練習する
・いいなと思ったものをマネるのが大事
・歌う前の準備
 低音ハミング、ハミングで低音->高音、リップロールなど
・”ハピネス”の歌い方はボブ・マーリーのイメージ
・曲によって声を使い分ける
・憧れるレジェンドアーティスト:ホイットニーヒューストン、Mhiro

C&K
・声が枯れた時は枯れた時の歌い方をする
・服のように声を替える
・相方の声に寄り添う
・憧れるレジェンドアーティスト:松山千春

向井太一
・メンタルトレーニング
 ”胸を3回叩いて「女優・女優・・・」と言う
・抜け感を出す
 80%位の歌い方->最近のトレンド
・憧れるレジェンドアーティスト:ORITO、WONSTEIN

また同じ週にゴールデンでスペシャル番組、「関ジャムJ-POP史 歌のプロが選ぶとにかく歌唱がスゴいアーティスト20人」が放映されました。取り上げられていたアーティストは以下の通り。

MISIA、小田和正、吉田美和、中島みゆき、久保田利伸、松たか子、清水美依紗、夏川りみ、milet、根本要、玉置浩二、藤井風、藤原聡、Ado、大森元貴、中納良恵、ハナレグミ、三浦大知、山下達郎、忌野清志郎

ご参考まで。

コロナもついに5類移行となり、周りの状況も以前に戻りつつあります。これまで我慢してきたカラオケを復活した皆さんもいらっしゃるのでは?

その際これまで歌っていなかったのに急に大声で歌ったりするのは要注意です。”久々にカラオケに行って歌えるか心配だったけど歌ってみたら結構調子良く歌えた”みたいなことも意外にあるんですが、それで調子に乗って長時間歌い続けるととたんに喉の不調を覚えるケースも。

歌はスポーツ同様、長期間行っていなかった場合復帰直後にいきなり最初から飛ばし過ぎるのはよろしくありません。リハビリのつもりで様子を伺いながら調子の良いうちに切り上げるのがよいでしょう。

丁度少し前に喉の病気についての記事がありましたのでリンクしておきます。

東洋経済オンライン
【喉の痛み・声がれ】注意したい咽頭の病気一覧

喉の調子が悪い場合は決して無理せず休息をとり、症状が改善しない時は早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

ちょっと前ですがテレビをつけたら”小学生が選ぶ! 歌がうまいと思うアーティスト”みたいのをやってました。

”やっぱり今はMISIAが1番なんだろうな”くらいに思いつつ横目で見ていたら第3位 MISIAと発表されたので”おや?ではその上は誰だろう?”と俄然興味が湧いてじっくり観ることに。

そして第2位 Adoとの発表。10代にしてあの歌唱力と表現力を兼ね備えたスーパーシンガーAdo。なるほど、納得。となるとこの抜群の歌唱力を持つ2人を押さえ栄えある1位となった歌手とはいったい誰?

結果発表・・・第1位 YOASOBI(幾田りら)

あーそうきたか。確かにあの複雑なメロディラインと転調しまくりの難曲”夜に駆ける”を軽やかに歌い上げるお姉さんは小学生から見たら憧れなんでしょうね。

さてそんな幾田りらが昭和の名曲、松田聖子”SWEET MEMORIES”をカバーしていてそれがこちら。



この曲はいわゆる”昭和歌謡”ですから、幾田りらの歌唱力をもってすれば歌いこなすに何ら難しいことはないでしょう。ただリアルタイムにオリジナルを聴いていた当方にはあっさりし過ぎて少々物足りない気がするのです。

そのオリジナルの松田聖子”SWEET MEMORIES”がこちら。



いかがでしょうか?表現力の点において、やはり松田聖子は偉大な歌手だなぁと思われませんか?もちろんどちらが良い悪いではなく個人の好みですし、昭和の人間にはオリジナルの方にノスタルジーが何割増しかになっているのも事実。

ちなみに当方当時は”明菜派”でした(笑)。

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