歌屋ボーカル研究所

     歌全般、歌唱法、声などに関するあれこれ

昨年末にAIについて少し触れましたが、ここにきてにわかに脚光を浴びているのが”ChatGPT”。すでに試されている方も多いようで、たくさんのレビューやYouTubeへの投稿で賑わっています。ついに誰もが気軽にAIとの対話ができる時代到来、HAL 9000(SF映画『2001年宇宙の旅』に出てくる人工知能)が20年遅れで現実になったわけですね。

実際プログラムを書いたり論文を作成したりもできるようで、もうちょっとしたドラえもん状態。でも当方が聞きたいのはなんといってもこれ、”歌が上手くなる方法”。早速試してみました。

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質問:
歌が上手くなる方法を教えて


ChatGPTの回答:
歌が上手になるための方法は次のとおりです:

1.発声練習: 発声練習は歌唱力の向上に欠かせません。まずは、基本的な発声練習から始めて、徐々に難易度を上げていくことが大切です。

2.音程の練習: 音程の練習は歌唱のトーンとテンポを向上させるために不可欠です。また、音程を正確に歌えるようになることが重要です。

3.リズム感の確立: リズム感の確立は、歌唱のテンポとフロウを向上させるために不可欠です。リズム感を身につけるには、リズム練習や、リズムに合わせて体を動かすことなどが効果的です。

4.歌詞の理解: 歌詞の理解は、歌唱のエモーションを表現するために不可欠です。歌詞をよく読んで、意味を理解してから歌唱することが大切です。

5.曲の練習: 曲の練習は、歌唱技術を向上させるために不可欠です。また、曲の練習を通じて歌詞の理解やエモーションの表現なども向上することが期待されます。

6.他のミュージシャンとのセッション: 他のミュージシャンとのセッションは、コミュニケーション能力と相互のフィードバックを得ることができます。また、他のミュージシャンから新しいアイデアや技術を学ぶこともできます。

これらの方法を組み合わせて、毎日の習慣的な練習とともに実践す
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いやはや、恐れ入りました(笑)。”お前歌えるのかいっ!!”とツッコミたくなる気持ちはさておき、ちょっと笑ってしまうほどちゃんとしてますね。

1-3の”発声、音程、リズム”は歌の3大基礎技術、4,5は”表現”、と当方がこのブログを書き始めた当初に説明してきた”歌が上手いとは”について綺麗にまとめてくれたかのようです。途中で切れているのは無料版の文字数制限でしょうか?

一点当ブログで繰り返し述べてきた”腹式呼吸”についての言及がなかったので、これは追加で聞いてみました。

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質問:
”腹式呼吸”は歌を上手く歌うために必要か?


ChatGPTの回答:
腹式呼吸は、歌唱において重要な役割を担うことがあります。腹式呼吸は、横隔膜を使って、呼吸を深くしてから長く息を吐くことで、効率的な呼吸を促す方法です。腹式呼吸を行うことで、声の制御や音程の安定性を向上させることができます。

歌唱においては、腹式呼吸を習得することで、以下のようなメリットがあります。

1.音程の安定性の向上:腹式呼吸をすることで、呼吸による体の揺れが少なくなり、安定した音程を維持しやすくなります。

2.ボーカルの制御力の向上:腹式呼吸をすることで、息の使い方が効率的になり、ボーカルの制御力を向上させることができます。

3.スタミナの向上:腹式呼吸をすることで、長い時間歌い続けることができるようになり、スタミナを向上させることができます。

4.発声の安定性の向上:腹式呼吸をすることで、喉の緊張が緩和され、発声の安定性を向上させることができます。

以上のように、腹式呼吸は歌唱において重要な役割を担っており、上達するためには習得することが必要です。
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だそうです。やはり”腹式呼吸”は大事でした(笑)。

こんな感じでChatGPTからの回答は箇条書きで整理されており読みやすく日本語でのやりとりも極めて自然、不明点についてはさらにいくらでも深堀ができる・・・これは凄いと言わざるを得ないですね。

さてとうとうドラえもんのポケットを手に入れてしまった人類はこの先どうなっていくのでしょうか?生活が大きく変わっていくのは間違いないとして、ディストピアの到来だけは避けて欲しいと願う今日この頃です。

2023年、本年もよろしくお願いいたします。

年明け早々音楽界ではレジェンド達の訃報が相次いでおります。





現代において70代でお亡くなりになるのは早いという感覚ですね。ご冥福をお祈り申し上げます。

翻って自身については年が明けたとて特筆すべき事項はなく(笑)、今年もライブのブッキング->実施->チェック->改善のPDCAを現在掛け持ちで活動中の以下4バンド・ユニットについてひたすら廻していく予定です。

MAD:高校時代に同級生で組んだオリジナル・ユニット
REAL:20代から継続して活動しているオリジナル・バンド
UeCog:ビートルズカバーのアコースティック・ユニット
Nanami with Ue:ボーカリストNanamiさんのギターサポート

個人的には上記の合間に洋楽のアコースティックカバーと英語歌唱の発音向上を図れたらと。そこそこ盛り沢山ですね(笑)。

元気があれば何でもできる!!の猪木イズムで頑張りましょう。

2022年もあっという間に終わろうとしています。皆様お元気でお過ごしでしょうか?

ロシア・ウクライナの戦争やコロナの終結も未だ見えず、賃金は上がらないのに物価は上がり続ける一方といった重苦しい雰囲気は依然として継続しています。

個人的にもう一つ音楽に関わることで気がかりなのが”AIの進化”

数年前にシンギュラリティという言葉が出てきて多くの仕事がAIに取って代わられるのではないかとの懸念が生じていましたが、今年になりWEB3.0やメタバースが語られるようになるとそれがますます加速している感じです。

身近なところでは”お絵描きAI”が話題に。ご存知の方も多いでしょうが、好きなキーワードを指定するとAIがそれに合った絵をあっという間に描いてくれるのです。

これを一番の脅威と感じているのはイラストレーターさんでしょう。そしてこれを対岸の火事として眺めていられないのが音楽関係の人々。絵と同じ様にキーワードを指定するだけでそれに合った雰囲気の曲を作曲してくれるAIが既に公開されているのです。

AIの絵や音楽はまだ作品として洗練されてはいないようですが、ディープラーニング等でどんどん進化するAIが人と肩を並べるレベルの作品を生み出すのも間もなくでしょう。

さてその際に人は音楽とどう向き合うのか?。自分としては”生身の人間が見せるパフォーマンス”に一縷の望みが見いだせないか孤軍奮闘、来年もせっせとライブ活動に精を出したいと考えております。

今年一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

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