歌が上手いとは?の3つめ、リズムです。これまで”音程””発声”と説明してきましたが、この”リズム”は意外と皆さん見落としがちです。どうしても音程や発声に注意がいくとリズムまで気が回らないようなのですが、これも歌が上手いことの重要なポイントとなります。

まず初歩としては、同じ間隔で1,2,3,4・・・を刻むことが大切です。メトロノームをイメージしていただくとわかりますが、カッチンカッチン・・・と同じ間隔でリズムを刻んでいますよね。これができないとだんだん速くなってしまったり(走る)、逆に遅くなっていったり(もたる)、出だしのタイミングがとれなかったり、といったことになります。

さらにリズムが発展していくと、”ノリ”が出てくるようになります。よく歌の上手い人を見ると、”あの人ノリがいいなぁ”と感じることがありますが、この”ノリ”はリズムから出てくる部分が大きいのです。

では”ノリ”とはいったい何でしょうか?これを理解するのに、まず時計の秒針が進む音をイメージしてください。”カチカチカチ・・・”と一定の間隔でリズムを刻んでいますが、ここにノリは無いですよね。同様に声に出して”1,2,3,4,1,2,3,4・・・”と0.5秒間隔くらいで均等に言ってみても、リズムはとれていますがノリは出てきていません。

これに対して、”1,2,3,4,1,2,3,4・・・”の”1”のときに手を叩いて、同時にやや強く”1,2,3,4,1,2,3,4・・・”のように声を出してみてください。いかがでしょうか?少しノリが出てきていませんか。次に”3”のときにも軽く手を叩いて”1,2,3,4,1,2,3,4・・・”とすると、よりノリがよくなってきます。

今度は”2”と”4”のときに手を叩いて、”1,2,3,4,1,2,3,4・・・”とすると、先ほどリズムは同じでもまた違ったノリが出てくることがわかります。

このように同じリズムでも強調する場所の違いでノリが変わってきます。つまりリズムにアクセントをつけることでノリが出てくるのです。歌を上手く歌うためにはリズムが非常に大切である、ということがご理解いただけましたでしょうか。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.