それでは本シリーズの最終回です。これまで書いてきたポイントは、
1.字面に捕らわれない
2.強く発音する子音を押さえる
でした。そして今回は、
3.英語声で発声する
です。そう、口の形や舌の使い方をいくら頑張っても英語らしくならないとお悩みのアナタ、実は声そのものが欧米人と違うのですね。
一般的に日本人の声は高く細い、欧米人の声は低くダイナミック、と言われます。これは実際の音程や強弱もありますが、音質の違いが大きいのです。
オーディオ機器にはVolume(ボリューム)の他にBass(ベース、バス:低音)とTreble(トレブル:高音)を調整するツマミがありますが、例えるなら欧米人の声はBassを上げた音質、日本人の声はTrebleを上げた音質と言えるでしょう。
そしてご存知の通りこのBass&Trebleはどんなにいじっても音程は変わりません(変わったら大変!)。あくまで音の成分が変化するのです。
ちなみに英語のヒアリングで女性の声の方が男性の声より聞き取りやすいと感じたことはありませんか?これも日本人がトレブリーな音質に慣れているせいでしょう。
さてそれでは実際の発声ですが、音量や音程を変えるのは容易でも音質を変えるってどうするの?っていう話ですよね。
まず以下の動画をご覧ください。
こちらは”英語喉”を提唱しているカズさんの動画なのですが、これを見ると欧米人と日本人の声質の違いというのがよくわかります。
この方は多くの関連動画をアップされているので興味ある方は他もご覧いただくとよいと思いますが、英語喉の一番のポイントは”喉を緩める”ことだそうです。
この”喉を緩める”に関して、歌屋が長年抱いてきた疑問が氷解したエピソードを一つ。
高校時代の英語の時間。
先生:日本人がLとRの発音が苦手なように、外人にも苦手な日本語の発音がある。例えば外人は『小野さん』と『大野さん』の区別ができず、両方とも『オーノサン』になる。
歌屋:確かに。でもなんで?
でこれはどちらも最初の”お”に強いアクセントが置かれるためだと考えていたのですが、英語喉の観点からすると日本人が”お”と”おー”を喉を閉めることで発音し分けることができるのに対し、欧米人は喉を緩めているのでこれができない!まさに目から鱗。これ面白いのでぜひお試しを。
ということで”英語の発音問題シリーズ”いかがでしたでしょうか。面倒くさくて無理・・・ですよね。なので本シリーズの最初に申し上げた通り英語の発音なんか気にせず歌いましょう。英語が完璧で歌がめちゃくちゃ上手い欧米人はごまんといますが、日本語なまりの英語で歌が上手い人はそれより遥かに少ないはず。そうこれぞブルー・オーシャン戦略!って違うか。。。
1.字面に捕らわれない
2.強く発音する子音を押さえる
でした。そして今回は、
3.英語声で発声する
です。そう、口の形や舌の使い方をいくら頑張っても英語らしくならないとお悩みのアナタ、実は声そのものが欧米人と違うのですね。
一般的に日本人の声は高く細い、欧米人の声は低くダイナミック、と言われます。これは実際の音程や強弱もありますが、音質の違いが大きいのです。
オーディオ機器にはVolume(ボリューム)の他にBass(ベース、バス:低音)とTreble(トレブル:高音)を調整するツマミがありますが、例えるなら欧米人の声はBassを上げた音質、日本人の声はTrebleを上げた音質と言えるでしょう。
そしてご存知の通りこのBass&Trebleはどんなにいじっても音程は変わりません(変わったら大変!)。あくまで音の成分が変化するのです。
ちなみに英語のヒアリングで女性の声の方が男性の声より聞き取りやすいと感じたことはありませんか?これも日本人がトレブリーな音質に慣れているせいでしょう。
さてそれでは実際の発声ですが、音量や音程を変えるのは容易でも音質を変えるってどうするの?っていう話ですよね。
まず以下の動画をご覧ください。
こちらは”英語喉”を提唱しているカズさんの動画なのですが、これを見ると欧米人と日本人の声質の違いというのがよくわかります。
この方は多くの関連動画をアップされているので興味ある方は他もご覧いただくとよいと思いますが、英語喉の一番のポイントは”喉を緩める”ことだそうです。
この”喉を緩める”に関して、歌屋が長年抱いてきた疑問が氷解したエピソードを一つ。
高校時代の英語の時間。
先生:日本人がLとRの発音が苦手なように、外人にも苦手な日本語の発音がある。例えば外人は『小野さん』と『大野さん』の区別ができず、両方とも『オーノサン』になる。
歌屋:確かに。でもなんで?
でこれはどちらも最初の”お”に強いアクセントが置かれるためだと考えていたのですが、英語喉の観点からすると日本人が”お”と”おー”を喉を閉めることで発音し分けることができるのに対し、欧米人は喉を緩めているのでこれができない!まさに目から鱗。これ面白いのでぜひお試しを。
ということで”英語の発音問題シリーズ”いかがでしたでしょうか。面倒くさくて無理・・・ですよね。なので本シリーズの最初に申し上げた通り英語の発音なんか気にせず歌いましょう。英語が完璧で歌がめちゃくちゃ上手い欧米人はごまんといますが、日本語なまりの英語で歌が上手い人はそれより遥かに少ないはず。そうこれぞブルー・オーシャン戦略!って違うか。。。

コメント
コメント一覧 (2)
官能的な意味が正しい意味です。
アナウンサーなども間違ってるらしく、誤用している人が多いらしいんですが、
間違えないで下さい。
性的な意味を持たなければいいんですが、それで不快になる人が多いので、迷惑なんです。
それもネットで広めないで下さい。
若い世代や子供や無知な大人にどんどん拡大して行きます。
言葉の使い方には責任持って下さい。
ご存知の通り言葉というのは時間と共にその意味、遣い方が変化するものです。一例として”ヤバい”という言葉、私の世代からすると”かなりの危機的状況”を指す言葉でしたが、最近の若い方々は”このケーキ、ヤバーい”といったように”美味しい”という意味で使いますよね。
さて”悩ましい”ですが、WEB上のある辞書には以下の様に記載されています。
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https://dictionary.goo.ne.jp/jn/165172/meaning/m0u/
出典:デジタル大辞泉(小学館)
[形][文]なやま・し[シク]《動詞「なや(悩)む」の形容詞化》
1 悩むことがあって苦しい。難儀である。「焦りと苛立ちの―・い日々を送る」
2 官能が刺激されて、心が平静でいられない。「―・い姿態」「―・い調べに誘われる」
3 病気などで気分が悪い。
「―・しく侍りて、内へも参らず」〈宇津保・忠こそ〉
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通常辞書では複数の意味を持つ語について一般的な意味から順に説明がされます。よって”悩ましい”の意味は”1 悩むことがあって苦しい。難儀である。”というのが最も一般的に認知されている、と言えるでしょう。
また興味深いことに平安時代の物語において、”3 病気などで気分が悪い。”との意味で”悩ましい”が使われていたとあります。
以下上記情報のみからの私見ですが、”悩ましい”の意味は、
1.元々は”病気などで気分が悪い”だった
2.時代が下り”官能が刺激されて、心が平静でいられない”と誤用されるようになった
3.更に最近になり”悩むことがあって苦しい。難儀である。”の意で使われるようになった
の様に時代と共に変化していったのではないでしょうか。
結論として現在において”悩ましい問題”との語の使用は問題無いと考えますがいかがですか?