さて前回の続き。ルーフトップ・コンサートにおいてジョン・レノンがDon't let me down(歌詞:うたまっぷ)で3番の歌い出しを間違えた理由を、フロイト的失言 《無意識の動機・願望などを露呈するような失言》.の観点から大胆に推測してみます。

鍵となるのは2番歌い出しの歌詞。

I'm in love for the first time

特に変哲もない”初めて恋してるんだ”的な歌詞ですが、ここで注目すべきは”for the first time”。お気づきでしょうか?3番の正しい歌い出しの歌詞は、

And from the first time that she really done me,

こちらにも”fxxx the first time”。。。ここでジョン・レノンに詳しい方、またご自身で歌詞を書かれる方は違和感を覚えるのでは?

ジョンの歌詞というのは、”REVOLUTION”にしても”Dig A Pony”にしても1,2,3番と少しずつ韻を踏みながら変化させていくのが常で、

REVOLUTION:
1番:revolution, evolution
2番:real solution, contribution
3番:constitution, institution

Dig A Pony:
1番:celebrate, penetrate
2番:radiate, imitate
3番:indicate, syndicate

といった具合。それが何故"Don't let me down"においてはあっさりと”fxxx the first time”という日本でも中学生が習うような簡単なイディオムを使っているのか。

その理由は知る由もありませんが一つの曲作りあるあるとして、この曲を作る過程でとりあえずこの歌詞にしておいたものが特にその後よいフレーズが浮かぶことなくそのままになってしまった、としましょう。

となるとジョンが"Don't let me down"を2番まで歌ってこの3番の頭を歌いだそうと歌詞を思い浮かべたその時、ふとこのことが頭を過る訳です。

”from the first time・・・ああ、この歌詞2番と重なってるんだよな。何かもっといいフレーズがなかったかな・・・あっ”

”アン ノーリー ルーシー ガッドリィ ブルージィー グッド”・・・

はいこれフロイト的失言でさーね。ということで歌屋の妄想に長々とお付き合いいただきありがとうございました。”なわけねーだろ”的なツッコミをいただけましたら幸甚でございます。

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