歌が上手くなるブログ@横浜

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2010年12月

今回はビブラートの最終回ということで、これまで説明してきたことをまとめます。

まず1回目でビブラートの必要性について”人間の声は単音なのでロングトーンを心地良く奏でるにはビブラートが必要”と書きました。歌の中でロングトーンはフレーズの最後、つまり語尾に来ることが多く、ここでのビブラートは語尾の処理の一方法と捉えることもできます。

以前こちらで語尾の処理の大切さについて書きました。語尾を丁寧に処理して次のフレーズにつなぐために、ビブラートは有効な手段となります。逆に言えば、他の手段で語尾が適切に処理されるならビブラートをかける必要はないことになります。

2回目でビブラートの種類について説明しました。横隔膜を揺らしてかけるのが正しいビブラート(自然にかかるののみが正しいという人も!)であとは邪道みたいに言われたりもしますが、実際他のかけ方もよく使われています。

またここでは4種類のかけ方について書きましたが、必ずしも4つが明確に別れているわけではなく、横隔膜+喉を揺らしたり、顎+喉でかけたりと合わせ技みたいなかけ方をする人もいます。

3,4回目では実際にビブラートをかけるためのポイントと練習方法について書きました。あえて乱暴な言い方をすれば、何らかの方法で音を揺らせばビブラートになる、くらいのつもりでいろいろと試してみていただきたいと思います。

ある演歌の大物歌手はビブラートをかけられるようになるために、でこぼこ道を自転車に乗って走りながら歌い音を揺らす練習をしたそうです。ホントか嘘かは?ですが、音を揺らす感覚を掴むにはありかもしれません。

一点注意事項として、ビブラートをかけられる人でなんでもかんでもビブラートがかかってしまうのはNGです。自分の意思でかける・かけないを使い分けられるよう、ノンビブラートのロングトーンもしっかり出せるようにしておいてください。

ということで、最初はなんちゃってビブラートでOK、皆さん楽しみながらビブラートにチャレンジしてみてください。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.



あっと言う間に今年ももう年の瀬、今日はクリスマス・イブですね。皆さんどんなクリスマスを迎えていらっしゃいますでしょうか。

クリスマスと言うと歌屋の世代以上の方からよく語られるのが”バブル時代のクリスマス”。曰く、フランス料理のフルコース、プレゼントはティファニー、ホテルのスィートルーム、・・・みたいな。今思うと夢まぼろしのような話ですが、実際こうだったんですよね。

で歌屋はどうだったかといいますと、前に書いた2005年のつくば博から帰ってきて以降このバブルが絶頂期を迎えるこの頃、丁度歌屋はサラリーマンになりたてで、これまでの生涯で一番お金がなかった時代だったのです。

・・・ハイ、ご想像いただける通りこれは結構キツイです。救命ボートで何日も漂っている人が周りは海でいくらでも水があるのに飲めないみたいな・・・違うか?で毎年実家で鶏モモかじって過ごしてました。。。

そんなクリスマスが数年続いて、その後結婚して家族で過ごすようになり今日に至っております。今日もケーキを買って早めに帰ろうか、と思いカミさんに電話したら”仕事で遅くなるから明日にして”とのこと。リョウカイデス、オシゴトガンバッテクダサイマセ。。。

まあ明日の方がケーキ安いかな、とか考えてるのが少し寂しい歌屋でした。皆さんよいクリスマスを。

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今回も前回に続き、ビブラートをかけるためのポイントと練習方法について書いていきます。

前々回で4種類のビブラートについて書き、前回1番目の”横隔膜を揺らすことでかけるビブラート”の練習方法について書きました。今回は”2. 喉を揺らしてかけるビブラート”からですが、その前に一つできるようにしておいていただきたいことがあります。

それは”安定したロングトーンを出す”ということです。

1つの音をミディアム・テンポで2小節(8拍分)丁寧に安定した音程で発声する、ということを自分の音域内で低音から高音まで行えるようにします。これはなかなか難しくて、しっかりした腹式呼吸と低音~高音それぞれについて安定した声帯の使い方が必要になります。

しかしこれができないと安定したビブラートはかけられませんし、ましてロングトーンが安定しないのでビブラートをかけてごまかす、となってしまっては本末転倒です。まずしっかりとロングトーンの発声練習を行ってください。

2小節分のロングトーンが安定して出せるようになったらいよいよビブラートの練習です。ロングトーンの前半はビブラートをかけずストレートに発声し、後半の1小節について少し音を揺らすようにします。この時喉で揺らすのですが、もし最初できなければ顎を揺らしたり、極端には頭を振ったりしてもOKとします。まずは音を揺らす感覚を掴むことから始めてみてください。

この時のポイントを以下に上げます。

・ロングトーンの前半はノンビブラートでしっかり出し、後半にビブラートをかける
・ビブラートをかけた最後はデクレッシェンド(だんだん音を小さくする)で、スッと音を抜くようにする
・1秒間に6回の揺れが目安
・揺れ幅は小さく、僅かに音が揺れている程度でOK

音を揺らす感覚が掴めたら、いろいろな曲でビブラートを試してみてください。その際もまずは上記ポイントを押さえて行い、慣れてきたら歌手のビブラートを摸してみたり、自分で自在にアレンジしてみるのもよいでしょう。

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先日書いた出張ボーカルセミナーを行っている件ですが、今週の月曜日に最終回をむかえ好評のうちに終了することができました。参加いただいた皆様、また関係各位にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

3回目は何名かの方がお休みされていたようなので、”これは2回で懲りて休まれたのかな?”と少し心配になったのですが、スタッフの方に言わせると寒さと雨のせいだとのことで、高齢の方は本人が行きたがっても家族が怪我などを心配して外出させないのだそうです。うーん、そういうことにしておこう。。。

今回は課題曲として”また君に恋してる”を取り上げて、こちらを基に歌が上手くなる方法についてレクチャーを行いました。その中で一つよい質問がありましたのでご紹介したいと思います。

セミナー1回目でリズムについての説明を行った際、”この曲は4拍子で『あさつゆが・・・』の『つ』から1拍目が始まっていきます”みたいな話をしたところ、”なぜ『あ』からではないのですか?”との質問が上がりました。

こちらとしては”1+1=2です”との説明に”なぜ3ではないのですか?”との質問を受けたような状況で、その場では”そういう作りになっているので”といった回答しかできませんでした。

1回目終了後あらためてどう説明したらよいかについて考えて、2回目で次のように説明を行いました。”イントロの一番最初から4拍子をとっていくと、『あさつゆが・・・』の『つ』が1拍目にくる”。そして実際に曲を聞きながら4拍子をカウントしてちゃんと『つ』が1拍目にくることを確認、無事納得していただけました。

こういった遣り取りはこちらとしてもどう説明したら理解しやすいかを学べるので大変ありがたいですね。出張ボーカルセミナーについては今後も積極的に取り組んでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 

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今回は実際にビブラートをかけるためのポイントと練習方法について書いていきたいと思います。

実は”ビブラートを意識的にかけることはよろしくない”と考えるボイストレーナー・ボーカルインストラクターもいて、”しっかり発声練習をしていればそのうち自然とビブラートがかかるようになる”とか、”へたに練習すると不自然なくせがつく”といった考えもあるようです。

これについて歌屋としては、
・声楽家を目指す人のように毎日何時間も発声練習できる環境でなければ自然にビブラートがかかるということはまず無い
・カラオケが少しでも上手くなるためにビブラートをかけられるようになりたい、というレベルであればやはり意識してビブラートをかける練習をする必要がある
という考えです。

ということで前回ビブラートの種類としてあげた4つそれぞれについて、そのかけ方を書いていきます。

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1. 横隔膜を揺らすことでかけるビブラート
隣り合う2つの音の連続、例えば”シドシドシド・・・”といった音をピアノ等で出し、それに合わせて”あー”で発声練習を行う。最初はゆっくり、徐々に速くしていくことで最後はビブラートになる、というものです。YouTubeでビブラートのかけ方として紹介されているのはこの方法が多いようです。

この時、”シドシド”に対して”ああああ”と均等に乗せるのではなく、”ぁあぁあ”のように高い方の音を横隔膜をグッと上げて出すようにします。

”あ”だけでなく”え””い””お””う”でもやってみましょう。厳密に横隔膜でビブラートをかけられるよう喉仏を指で軽く押さえて発声する、という練習方法もあります。
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1つ目だけで結構なボリュームになってしまったので、続きは次回とさせていただきます。

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